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メモ:NAVER전문정보(専門情報)

2013/4/30にソウル大学図書館のFacebookNAVER専門情報の講習会を開催するというお知らせを目にしました。
NAVER専門情報は少なくとも2010年にはサービス公開していたみたいなのですが、全然把握していなかったのでメモを。
これまで韓国の論文を調べるときには、インターネットで見られる韓国の資料―学術論文・新聞記事・政府刊行物 : アジア情報室通報第4巻第3号 | アジア諸国の情報をさがす | 国立国会図書館で挙げられているRISSで検索することがほとんどでした。

英語版インターフェイスすらなく、韓国語のみなのでなかなか使う機会は少ないと思いますが。
URL:http://academic.naver.com/

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シンプルな検索ボックスで、引用文献の表示をするオプションもあるみたいです。
人文社会学系の韓国国内の論文情報が中心に収録されているみたいですが、研究報告書・特許・KS標準・統計・国の公文書*1も検索できるようです。基本的には韓国国内のさまざまな機関(韓国国会図書館特許庁、RISSを提供している韓国教育学術情報院)からデータ提供をうけているようです。韓国外のものではSpringer、Oxford、Scienceなどの協力をうけているとありました。*2
その他、検索結果と自分の所属する大学の所蔵情報をリンクさせる機能や検索APIの提供が行われています。

個人的に面白いと思ったのは、公文書も検索対象にしている点と以下にあげる分野ごとの研究動向をまとめているサービスです。
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これは収録されている文献情報学分野の引用傾向を表したものです。被引用傾向は文献情報学・経営学・国語国文学・行政学・電子情報通信学といった順番になっています。引用傾向では文献情報学・経営学・電子情報通信学・教育学の順番になっています。経営学が入っているのは、文献情報学が記録管理も含めた学問分野になっているからですかね。

その他、学術誌論文や学位論文、韓国語とそれ以外の論文なんかの割合や、よく引用されている学術誌、学術論文のランキングなどもみることができます。

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これはタイムラインと呼ばれている機能で、年ごとのトピックを上位20件まで表示する機能です。そのトピックの抽出をどのようにしているのかは良くわかりませんでした。論文に付与されているキーワードかなにかだと思うのですが…。2011年のトピック上位5件は「公共図書館」「学校図書館」「大学図書館」「蔵書開発」「情報活用教育」です。2010年までは毎年上位5件に入っていた記録管理に関するキーワードが入ってないあたりが特徴的でしょうか。韓国におけるデジタルアーカイブの動向 - DIGITAL GOVERNMENTを読むと2009年に法改正が行われているようですので、その影響があったりするんでしょうか?

論文や引用情報の収録範囲とかが、はっきり分からず使っていてもやもやするのですが、多機能ですし広範な情報が検索できます。韓国語は日本語の機械翻訳の精度がとても高いので、韓国関係の情報を探すときの候補の一つになると思います。

*1:国家記録物、National Archive of Koreaから提供をうけている300万件の文書

*2:資料提供者(原文韓国語から)