3年間を振り返って

本日で九州大学での3年間の出向期間が終わりました.

閲覧担当ということで,窓口業務,雑誌所蔵のメンテ,移転準備作業,各種講習会の企画運営なんかをやっていました.一年目は図書館Webページのリニューアルにもほんのちょっと関わらせていただいたりも.(ほとんど貢献できませんでしたが…)

自分が学生の時に利用していた図書館で働くというのはとても新鮮でした.また,部局図書室ということで,先生方や学生さん,あと学務や会計系の部署と距離が近いというのはとても仕事がしやすかったです.院生さんの顔と名前となんとなくどんな研究をしているのか,ということをこんなに把握することは,この先ちょっとなさそうな気がしています.(ILL担当でもするとまた別かもしれませんが)書庫の整理計画を一緒に立てていた先生からは異動の報告をあとに,著作をいただきちょっと感激しました.
運用面では学部ごとにサービス内容が異なっているため,オペ-レーション面ではいろいろ覚えることがありましたが,院生が在籍期間中,研究に使う図書をほぼ占有的に使用できたり,ある学部では院生以上であれば,誰がどの本を借りているという情報を伝えてもよいことになっていて,直接利用者間で交渉したりということが行われており,驚くとともに(なかなか対象範囲を拡大するのは難しいでしょうが)合理的なシステムだなと感心しました.*1 一方でそういったケースバイケースのことが大変多く,自分が経験則でやっていることをドキュメントに残しきれなかったことや,だいたい任期は分かっていたものの最後までバタバタしてしまったのは,反省点です.

図書館システムのリプレイスでベンダーさんの切り替え,140万冊の引っ越し準備という途方にくれそうな仕事に多少なりとも関わることできたのは,今後のプラスになりそうです.

対外的には,以下のようなことをしました.

id:kitoneと同じ機関で働くという3年前には思いもしなかった状況になったのに,特に仕事でなにかを一緒にするということが無かったのは,残念ではありますが….上司・同僚にも恵まれて,楽しく仕事をすることができました.この3年間は仕事か大学院か遊ぶか,とほぼ自分のためだけに時間を使ってきたので,4月からは,生活のバランスを取りつつ,楽しく仕事をすることを目標にしていきます.

3年間福岡でお世話になった方ありがとうございます,と,沖縄の方,またどうぞ宜しくお願いしいますということで.

*1:あくまでもごく一部であって,図書室や九大図書館でそのようなことが行われているわけではありません.