九州大学に異動します.

 3月30日をもって琉球大学での勤務を終えました.

 4月からは九州大学の文系合同図書室に勤務となります.あわせて九州大学の新統合領域学府ライブラリーサイエンス専攻に社会人院生として進学します.

 節目になりますので,これまでの業務や進学の経緯などについて簡単に書いておきたいと思います.

 平成17年4月に琉球大学に採用されたので,7年間勤務したことになります.業務としては,図書の受入・目録,雑誌の受入・目録,電子ジャーナルの契約,情報リテラシー教育などを主業務として担当しました.また,一般事務との人事交流で1年間財務部の契約課に異動していました.ある程度広範な業務に関わることができたのは,図書館に関する知識のバックボーンがなかった私としては大変ありがたいことでした.加えてリポジトリ事業の立ち上げ期に参加できたこと,(今回導入直前に抜けることになってしまいましたが,)システムリプレイスに立ち会えたこと,国大図協の海外派遣事業に参加させていただいたことなどは本当によい経験を積ませて頂きました.

 一方で琉球大学での仕事のあり方しか知らないので,出向による異動の希望については数年前から意志表明していました.

 九州大学で現職者教育を視野にいれたライブラリーサイエンス専攻が開講したこともあり,ちょうど一年くらい前に進学の意志を確認されました.その後,院試をクリアしたことにより社会人院生として進学することが決定しました.あわせて3年間の人事交流ということで九州大学に異動することになりました.勤務形態についてはまだ詳細を把握していませんが,講義の時間帯は業務を抜けて,その分定時以降に通常勤務をすることになりそうです.また,修士課程を3年間で卒業する長期履修(事前申請することで,2年分の学費で3年間在籍可能)の制度を活用しています.

 現職者の方でライブラリーサイエンス専攻に進学された方はお二人いますが,他大学の職員で人事交流とセットというのは恐らく初めてのケースだと思います.自分が楽しむことは勿論ですが,今後,希望する多くの方が社会人院生として同様に進学の機会が得られるよう努力したいと考えています.

 ライブラリーサイエンス専攻では,検索システムに関する研究をしたいと考えています.これから1年間は修論の準備期間になると思いますが,このブログでは,講義の記録や,論文書籍に関する記録をまとめていきます.