国内図書館システムのオートコンプリート機能

 Summonについて書いていて、気になったので国内他システムでのオートコンプリート機能についてチェックしてみました。明日英語のショートスピーチがあるので、現実逃避でもあります。

  • E-Cats Library
  • 福岡大学附属図書館
    • XCのカスタマイズ
    • 日本語入力中にサジェストされているが、漢字変換するとうまく動かない
    • アルファベットの大文字小文字は文字寄せをしている
    • ノーヒットを返すサジェストもあるので、少なくともメタデータだけを用いているのではない?

他には奈良先端科学技術大学院大学附属図書館でも実装されていました。システムはMetalibのカスタマイズかな?ちょっとはっきりとは分かりませんでした。

 比較的シェアが大きいと思われる国内大学図書館システムで、オートコンプリートをデフォルト機能として提供しているのは、E-Cats Libraryだけでしょうか。NALISなど他のシステムもいくつか確認しましたが、標準では含まれていなようです。そのシステムの最新バージョンを確認できたわけではありませんので、断定はできませんが。ただ、某F社については次期システムには実装されているようですので、そろそろOPACの標準的な機能となりそうな気がします。というか、前職場のリプレイスで仕様に含めていませんでした…。こういった当たり前の機能は仕様として要求していなければならないと反省しています。しかし、一度導入されると次の大きな改善の機会が4年なり5年なり先になってしまうというのは、スパンとしては長すぎますね。と、Summonの開発状況をみて改めて思いました。