時空間情報をマッピングするOmeka+Neatline #しぶ旅

2013/08/09
さくらVPSのお試し期間終了にともない、構築したサイトも閉鎖しました。

 メールマガジン人文情報学月報 [まぐまぐ!]イベントレポートで使われていたり、id:haseharuが使いやすいと言っていて、気になっていたOmekaとNeatlineを使ってみました。

 今回の直接的な切っ掛けはOmekaに対するつぶやきに対してid:kitoneから"やろうぜ #しぶ旅"といったコメントを貰ったことで、先週末友人9人でいったしぶ旅(福岡→長崎旅行)の写真をマッピングしてみることにしました。アイディアや写真ありがとうございます。

公式情報

Omekaの公式サイト情報の和訳がありますので下記をご覧ください。
Omekaについてのご紹介 - 変更履歴 はてな版
Omekaはオンライン展示や歴史・地理の教材を作るのにも利用できそうなCMSで、Neatlineは地理情報や時系列情報を可視化するためのOmekaプラグインです。

Neatline.org | Neatline in Actionのデモは面白いので是非。

手順

1.ローカル環境にインストール

Omekaをインストールしてみる - 変更履歴 はてな版の情報を参考にまずはhttp://www.mamp.info/en/index.htmlというソフトを使って、Mac上でOmekaを利用してみました。この段階では先のインストール手順に従えば特に問題なく動作しました。

2.さくらVPSの設定

ローカルで動かして問題なさそうだったので、さくらVPSの1GBをとりあえず契約してみました(月額1000円)。クレジット払いにしておけば2週間お試しで利用できます。Omekaを利用するだけなら、PHPMySQLが使えればいいのでもっと安い選択肢*1がありますし、その方が設定することも少なくてお手軽です。ただ、今回はサーバー設定の勉強と余力があったら、Pythonも動かしたいということで自由度の高いさくらVPSを選択しました。
さくらVPSの設定あたりは以下の情報などを参考に行いました。

3.Omekaのインストール

1.と同様の方法で行ったのですが、ここで躓きました。
f:id:otani0083:20130804083205p:plain
というエラーがでます。
mod_rewriteのエラーでリダイレクトがうまくいっていないみたいですが、mod_rewriteというApacheのモジュールはインストール・有効化されている、公式のドキュメントにある.htaccessファイルはアップロードされていると、ここで小一時間悩みました。結論としてはApacheのAllowOverrideが有効になっていなかったので、これを"None"から"All"に切り替えて解決しました。
f:id:otani0083:20130804103350p:plain
項目を入力していくだけでインストール完了です。

その後、画像サムネイルを表示させるために、ImageMagicをインストール。デフォルトではjpegに対応していなかったので、http://www.ijg.org/からlibjpegをあらかじめインストールしておく必要がありました。

4.Neatlineのインストール

OmekaのプラグインフォルダにNeatlineと時系列情報を扱うNeatlineSimileというウィジェットをアップロードして完了。

あとは特に設定などしなくても項目を入力していくだけで冒頭に挙げたようなページが作れます。
サーバーの設定やインストールで躓いたのですが、半日程度で作成できました。

おわりに

OmekaのOAI-PMH Harvester - library labs
OAI-PMH関連のプラグインもあるみたいなので、もうちょっと遊んでみるつもりです。さくらVPSのお試し期間が10日ほどで切れるので、それ以降に継続するかは検討中です。折角だからようこそ - CKAN日本語とかも使ってみたいところ。