IIIFで公開されている地図の中の沖縄

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人文学オープンデータ共同利用センターが昨年の11月に正式公開したIIIF Curation Platformのデモサイトを利用して、IIIF対応で公開されている地図で沖縄が描かれているものをいくつかまとめてみました。以下のリンクからアクセス出来ます。

沖縄の地図
http://codh.rois.ac.jp/software/iiif-curation-viewer/demo/?curation=https://mp.ex.nii.ac.jp/api/curation/json/1db5fc12-0722-452c-9e35-bd7cc2ae4f54

Stanfordで公開されていた沖縄本島のバス路線図*1伊万里焼に描かれた日本などもあります。

各資料の公開機関は以下です。ビューワー上の右下のアイコンから詳細確認出来ます。

IIIF Curation Platformのリリース
ニュース | 人文学オープンデータ共同利用センター

IIIF Curation Platform
IIIF Curation Platform | 人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)
デモサイトと充実したチュートリアルがあるので、ちょっと読んだだけで上記のようにIIIFに対応したコンテンツで、自分が気になった部分の画像を収集し、共有することができます。デモ環境ということでデータの長期的な保存は保証されていませんが、JSON形式で出力できます。
デモ環境では利用できませんが、IIIF Curation Finderの環境を準備すれば、顔貌コレクションのようにさまざまな切り口で画像を表示できます。
顔貌コレクション
年代や作成された地域などで分類できると面白そうですね。

これまでは、Mirador の使い方を説明してIIIFを便利に使って貰うのはそれなりにハードルあると感じていましたが、そこが一気に解決した感があります。

IIF対応のコンテンツを探すのは、主にIIIF Discovery in Japan · HOMEを利用しました。各コンテンツの詳細画面から、IIIF Curation Viewerをビューワーとして選択できるため、検索から画像のキュレーションまでシームレスに作業できるのは便利です。

IIIF Curation Viewerは、2017年10月に九州大学で開催されたIIIFのワークショップで、永崎先生から紹介された際に初めて存在を知りましたが、その時は作成したキュレーションの共有などは出来なかったように記憶していますが、そこから1年ちょっとなんですね。
www.lib.kyushu-u.ac.jp

IIIFに対応しているか、オープンライセンスを採用しているかで、資料利用のされ方に大きな差がついてくる可能性を改めて実感しました。
とりあえず所属機関のデジタルコンテンツのIIIF対応を次年度の目標に働きます。

各ツールの作成者さまや、資料公開されている各機関のみなさまありがとうございました。